【感想】真野恵里菜コンサートツアー2016初春 ~GRAND Escalation~
〈2016.01.10 umeda AKASO:BARKSより引用〉
Blogタイトル「在宅きまぐれノート」の「きまぐれ」はなんのためにあるか。
◆◆出し惜しみのない最高のセトリ◆◆
真野恵里菜コンサートツアー2016初春~GRAND Escalation~
卒コンの時にも本人が言っていましたが、「最初の3曲」は本当に大事にしているんだと思います。メジャーデビュー曲「乙女の祈り」から始まり、初期系のカップリング曲で畳み掛けてくる今回は、歌う姿に当初の影を重ねる他なかったです。
容姿や歌い方、生演奏による違いなど、ミスマッチするところは勿論ありますが、多くのマノフレが最初の数分で安心感に近いものを得たのではないでしょうか。これは完全に真野ちゃんが策士でした。選曲が際ど過ぎる(笑)。
その前後で言うと「21世紀的恋愛事情」。
東京公演のみになりますが、モニターの歌詞を使った演出は楽しさしかありませんでしたね。前の方で見ていた人には分かりずらかったかもしれませんが、ミラーボールの光が会場全体を包み込む感じはほんと絶景でした。個人的には、この曲だけで結構な数のアイドル曲を無双できそうな気がします(笑)。すっごい好きです。
Erina Mano - 21 Seiki-teki Renai Jijou
演出といえば、もはや定番となりましたが生バンドってほんと良いですね。
曲ごとにちゃんと命が吹き込まれる感じや、アレンジが自由自在なのが良い。
今回バンドメンバー紹介で、ひとりずつソロで演奏する時間があったんですが、ドラムもベースもちゃんと真野楽曲をモチーフにしていたことを途中で気付きました(笑)。
ギター:ラッキーオーラ
ベース:お願いだから…
キーボード:Glory Days
ドラム:元気者で行こう!
アコースティックの演奏も素晴らしかったです。
これは真野ちゃんの選曲のおかげもあるんですが...ピアニカの独奏から始まる「渡良瀬橋」が反則でした。
なんなら個人的には今回のハイライトだったように思います。
実はこれ、以前に一度だけ歌っているんです。
「Hello!Project 2011 WINTER~歓迎新鮮まつり~Bっくりライブ」
原曲は森高千里さんの曲なんですが、後に松浦亜弥や後藤真紀がカバーするほど昔からハローで愛され続けている楽曲です(最近ではテレビでカントリー・ガールズが歌っていました)。
あこがれの先輩である“あやや”の背中を追いかけようとする姿に涙したこと、当時のブログで心境を語っていたことは今でも覚えています。
まさかもう一度聴ける日がくるとは思ってもいませんでした。ひたすら嬉しかったです。
もうひとつのカバー曲「赤いフリージア」にも普通にびっくりしましたけどね(笑)。
「時には失敗したりと か、くじけたりする瞬間もあると思うんですけど……まぁ、みんな一緒なんだな、と。マノフレも、真野ちゃんも。共感してくれたらいいなと。私も悩んで頑張ってるし、みなさんも悩んで頑張っていると思うので、一緒に乗り越えて、またこういう場で会えたらなと思っています。」 (大阪公演のMCにて)
大阪の昼公演が良い例で、「NEXT MY SELF」で起こった奇跡的なあの瞬間に立ち会えていなかったら多分この先一生後悔していたと思います。
自分がその時の状況を説明するよりもBARKSさんの方が的確に捉えられているのでこの際引用させていただきます↓
ファンへの感謝の気持ちと、一緒に歩いて行こうというメッセージが込められたこの曲は、今回、ピアノアレンジの優しい音色からスタート。終演後に「ピアノ の音は沁みる」と、少し照れくさそうに口にしていたが、あらためて、ファンひとりひとりが手にした赤色の光が客席を一面輝かせる光景を目にして、真野ちゃんはイントロからその瞳に涙を溢れさせる。そして声を震わせ、涙を落とし歌えなくなってしまう。すると、代わりに聞こえてくる会場からの合唱。どこからと もなく自然発生したその声に包まれながら、真野ちゃんはマイクを離して、客席に謝る仕草を見せて、唇を噛み、そして空を見上げる。もっとも、そんな歌詞に描かれているままの一連の動作をしていることに気づいたのか、やがて笑顔へと変わっていく。まさに泣き虫なくせに意地っ張りなまま。
そして、込み上げた想いを一度落ち着かせ、マノフレのサポートを受けながら、涙と笑顔で歌いきったのだった。
思い起こす記憶は、2011年のライブツアー「ハタチの乙女 801Days」大阪夜公演の「My Days for You」。遠い過去の情景に照らし合わせて、ただ涙することしかできませんでした。あの時はタイミング的に立ち会うことが出来なかったので、今回合唱に参加できたことはかけがえのない思い出になりました。これもまた「マノフレで良かった」と思えた瞬間です。
ライブにかける想い
歌が好きな気持ち
マノフレの温かさ
アットホームな雰囲気
自分のヲタク道の始まりだからっていうのもあるんですが、真野ちゃんのマノフレの創り出す空気感って、やっぱり他のハローのグループとは一線を画すものがあるんですよね。どっちが良いとかじゃなくて。なんていうか…ライブ会場に行っても「応援」って言葉が凄いしっくりくる空間なんですよ。今ではほとんど廃れてしまった、ソロアイドルだから創り出せる雰囲気とその醍醐味がここの現場には詰まっているように思います。
今回のライブで一番感じたのは、「応援してきた人に間違いはなかった」ということです。何年経とうが軸は何一つ変わっていませんでした。マノフレとの間にある温度や信頼関係も。属に言う「やっぱり真野ちゃんだな!」に集約されてしまいそうですが(笑)。
ステージに真野ちゃんがいて、それを見守るマノフレがいて、赤い景色が広がって...ここが自分の一番好きな空間だということを再認識させてくれました。
最近は特に度重なる卒コンで寂しさの涙を流すことが多かったんですが、ここまで純粋に幸せな涙を流したのは久しぶりでした。